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金毘羅山・翠黛山(京都)〜神様と冷やし中華〜

金毘羅山(572.8m)翆黛山(577m)/ 京都府

 タイム:6時間15分 (休憩1時間) /

 登山開始:6:50 / 金毘羅山登頂:7:55 / 翆黛山登頂:11:50 / 下山:12:10

 距 離:5.9km

 標高差:691m

 コース:江文峠ー金毘羅山ーロッククライミングゲレンデー翠黛山ー江文神社



 

2021年7月23日晴れ


初めての山小屋泊剣山から降りてきて

2週間くらい

大好きな夏の日

街は大好きな祇園祭で賑わってる


わたしは山へ行く


剣山を下山した日に

祖父が亡くなった

祖父はわたしが1番尊敬する人で

心の御守りみたいな存在だった

生涯をかけて、自分の仕事に熱心に打ち込んで

才能があって努力し続けられて

誰もが認める巨匠だったけど

決して偉ぶらず、穏やかで謙虚で

それでいて樹齢何百年の大木のような

白く輝くような、清いオーラを持った人だった

わたしは心の中で密かに、祖父のことをマイ御神木と位置づけていた


みんなが祖父を大切にして尊敬していたし

祖父もまわりの人を大切にしてた

初孫のわたしは幼い頃から可愛がられて

祖父の仕事場にはわたしが祖父に話しかけるための特等席があって

大人になってからもそこに座って色んな話を聞いてもらった


おじいちゃんが死んじゃうなんて

おじいちゃんの人生に、わたしは何をしてあげられたんだろう

そんな事を考えてしまうような

何も考えられないような

とにかく今のわたしは

今のわたしと山に行くんだ

蛙くん

(AM6:40)おはよ

金毘羅大権現

江文峠から

金毘羅山は江文神社の御神体で、山頂への参道が登山道になってる

トトロに出会えそうな道を

サクサクてくてく

子供の頃は、なんの疑いもなく、いつかわたしの目の前にもトトロが現れるって思ってた

思ってたっていうか、そう感じてた

だから、こういう場所に出会うと

何らかの気配を探して

注意深く歩いたなぁ


でもトトロの歌に


“子供の時にだけ あなたに訪れる 不思議な世界”


っていう歌詞があって

25歳になろうかという頃に、急に気がついた

子供の時終わってる!!!って

じゃあもう会えない!!って


漠然と信仰していた世界が

急に変わってしまったような衝撃を受けた

友達は呆れてたけど

わたしだって自分に呆れたけど

ほぼ無意識に

信じてしまってたんだから仕方ないよね


結界だ!

(AM7:29)結界の先

夏の山からの景色

清々しい緑色が濃くて、空気も濃く感じる〜

金毘羅山 登頂ー!

(AM7:50)一度撤退したことのある金毘羅山

今日はサクッと歩いてこれた

大原の里10名山 3座目♪(水井山・瓢箪崩山・金毘羅山←new)

そして今日はロッククライミングゲレンデに行きたいのだ〜

看板にはこんな感じで書いてあるけど

迷った!!

(AM8:42)迷った〜〜〜やっと見つけた!!

ロッククライミングゲレンデって書いてある!

ロッククライミングゲレンデ

おーーーロック〜〜〜


ロックと里山

土日はクライミングの練習の方々で

賑わうらしい〜

今日はわたしひとりきり

立てるのか・・・

元はかなりの自称高所恐怖症

山歩きでかなり大丈夫になった気がするとはいえ

立てた!!!

この日は立てた!ハシゴの3段目でも怖かったわたしには快挙である


このお山には神様がいて

神様がいる山は好き

わたしの家は古くからずっと神道と共にある

おじいちゃんは、亡くなってしまって、目には見えなくなってしまったんだけど

神様になって、この世界にいるって教えられた

そうなのかな  どこにいるのかな

わたしはここだよ

いつもよりも高いところにいるよ

大事に思ってたつもりだったけど

もっともっともーーっと大事にすればよかった

もっとたくさん喜ばせたかった

でもどうあっても、きっともっとって後悔はするんだ


後悔してるけど、感謝も思おう

当たり前だけどありがとう

これからもずっと感謝してるし尊敬してる


そんなこと考えながら

大原の里を見下ろして、夏の山に吹き抜ける風と

ご飯を食べる!今日は冷やし中華


盛り付けるだけ簡単♪生ハム入り

メスティン冷やし〜

冷え冷え冷やし中華

夏の岩の上で美味しくて

冷えててツルツルでシャキシャキなの

塩分!酸味!

コーヒーして

では次の山へ

翠黛山に登頂!

(AM10:40)大原の里山プチ縦走

10名山4座目は翠黛山 577m

では帰ろう〜

街は毎日真夏日だけど

山の中は涼しくて、噂のヒルにも出会わず


道がわかりにくかったり

きつい登り降りもあって、

謎の石碑や廃れた鳥居…

でも、不思議と歩いてると幸せになってくる

木々の隙間の光や風と目が合うと

体の力がフッと抜けて、笑顔になりたくなる

ここでこの山に護られてる気がする

ただ山にいられる喜びと、この山だから出会えて嬉しくて

なんか気が合うなぁって、 そんなお山


ここが大切な山になって、この後何度も来るようになる

江文神社に下山

(PM0:10)

小さな神社だけど、入った瞬間に感じる清浄な空気がいっぱいに漂ってて

平安時代から続く由緒ある神社だった


今日も山をありがとうございました


夕方からは浴衣に着替えて祇園祭

後祭の宵山

山鉾も山に入るかな

毎年何回過ごしても大好きな夜


コンチキチン♪








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