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黒部渓谷の秋〜祖母谷温泉〜

DAY⛰2021年11月1日〜2日 (1泊2日)


祖母谷温泉/ 富山県♨️

 タイム:1日目 1時間37分 (休憩25分) / 2日目 5時間45分(休憩2時間28分)

 距 離:10.1km

 標高差:1090m

 コース:欅平駅(黒部渓谷鉄道)ー名剣温泉ー祖母谷温泉[泊]ピストン



 

2021年11月1日〜2日 晴れと曇りと雨


登山一年目の秋のこと


お休みがほとんど(いや全く)なくて

もうグレそうだった10月が終わって11月


アルプスに行きたくて行きたくて

憧れて憧れて


でも行けなくて

山小屋のキャンセルは5回目だった時

気分はもう失恋!!全然振り向いてもらえない!

傷心の失恋旅行に向かったところは

とてもとてもとても美しいところだった


直前にキャンセルしたのは

木曽駒ヶ岳の宝剣山荘で

夏の予定は緊急事態宣言で全滅だったし

どうしても木曽駒には行きたかったんだけど

ここにきて足の調子が悪くて

急傾斜を歩くことを禁止されて

泣く泣く諦めた時

お友達に勧めてもらったのが祖母谷温泉


黒部渓谷の奥地

京都から電車を乗り継いで5時間半。

黒部渓谷鉄道の終着駅からさらに1時間、

自分の足で歩かなければ辿り着けない秘湯がある


山の上ではないけど山小屋だし

傷心には温泉が良いと思えたし(しかも秘湯)

何よりも「黒部」

この言葉に、この響きに、ときめいて惹かれた


黒部、黒部ダム、黒部の山賊、三俣蓮華

黒部渓谷、下の廊下


ドキドキ憧れていた

少し怖くて眩しい世界は黒部に繋がっている

富山に向かうにはサンダーバード

(AM7:45)

電車の車内、ふと自分の靴とザックが目に入って

そしたら胸がドキドキして、嬉しくて

これからみんな一緒におでかけだと思うと

わくわくして

本当に好きなことに出会ったんだなーと思った

突然車窓に現れた

たぶん初めて実際に目にしたアルプスの山々

なんてかっこいいの

涙が出てくるんだけどなんか幸せみたいな

傷心の旅行中だもん 泣いたり笑ったりすればいいさ


この時はわからなかったけど劔岳だよね

今はひと目でわかる

今も、ものすごく憧れてる

黒部と名のつくところに着いた!

新黒部だよ

自分の靴もザックもウェアも好き

山スタイリングの自分が好き!

新黒部から宇奈月温泉へ

(AM11:15)

そして黒部渓谷鉄道

黒部に来たってことでいいのかな

ここからはトロッコ列車で

渓谷の隙間を

ゴトゴト走る

夢みたいにきれいな

美しい世界が

なんだか音楽みたいに流れていくの

渓谷の秋は鮮やかで、大きくて深くて

ただ在るだけなのに

どうしてそんなに

きれいで、眩しくて、厳かで

目が離せない

ただただ圧倒的な自然の営みの横を

わたしは通り過ぎるだけだけど


山はずっとそこにい続けてくれるけど

今日の君に会えるのは今日だけだよね

この思いを心に抱えて

わたしがここに来るのも今日この時だけだよ

終点 欅平に到着

(PM1:15)

トロッコ列車での秋の紅葉観光の人たちに混じって

ちらほら現れる人たちの存在

ここから、またはここまで、下の廊下を歩いてきた人たち

デカザックにヘルメット、何よりオーラが出てる出まくってる

だからすぐにわかる。すごいなぁ

中部山岳国立公園・白馬・唐松・祖母谷

看板の文字を読むだけで

感動してプルプルしてる

猿飛山荘

猿飛狭近くの山荘で岩魚定食ランチ 景色の良いお座敷でおいしー!

では歩くよ ゆるゆると

少しずつ、秘湯に向かって

途中にある名剣温泉は、欅平から徒歩20分


まだまだ歩く

もっと奥へ


輝く世界を進みゆく


トンネルをいくつも抜けるたびに

きっとニューワールド

わたしも世界も新しくなって

秋も深まる

足止まる〜〜

さぁ季節に横たわるこの橋を

ときめき看板その2!

ときめくことしか書いてないやんーーー好きー!




(PM3:55)

黒部の秘湯

祖母谷温泉

欅平駅から徒歩1時間、ゆっくりゆっくり歩いてきた


途中からは携帯の電波も届かなくなる

山に埋もれるようにひっそりと、今日のわたしの目的地


ここにいたい!

ここにいたくて、ここまで来たよ


とりあえずお風呂!

眺めが良いのは川沿いにあるこの露天風呂


この解放感は男湯だけなんだけど

なんと、本日の宿泊者は全員女性だったので

こちらのお風呂も入っていいよと言ってもらえた〜わーい

お夕食

小鉢多くて美味しい

この時出会った皆さん、すごく歳上の大先輩方で

山レベルはもう伝説級だった 山歴50年とか 300名山踏破とか 北海道野営縦走1週間(荷物30kg)とか

楽しかったなぁ

モーニング黒部

二日目。

おはよ

昨夜の皆さんに誘っていただいて、もう少し奥まで歩いてみることに

白馬岳だよー

この夏1番の大失恋の相手

急に現れるから、すごく動揺して、会いたくて

会えたんだけど、もっと会いたくて、また絶対行くと心に決める

朝の光を受ける山

振り返って、胸に刺ささる


深く、遠く、 鮮やかなんだけど、くすんでて

すごく強くて 強いけど寂しい きれい過ぎるー

世界が紅くて

渓谷でコーヒーして

秋灯りの中を歩くよ


小屋に戻って身支度する


あああ

帰りたくない

けど元の世界に戻るから

また山に行けるんだと、信じて

信じてるよ

帰りのトロッコはしとしと雨の中を

空気が湿って和らいで、大好きな世界をもっと好きになる

結局、どうなっても

どんな日も、わたしは好きなのだ

大好きなのだ


だから出会えてるもの全部

思いも、音も香りも

大切な人も、好きな景色も

自分のために、全部

ちゃんと大事にしようと

そう思えた旅でした


行きたいところには

誰もがいつでも行けるわけじゃない

けど、この日わたしはここにいられて幸せだったよ


なくならないと思ってたものをなくしたり

すごく遠く思えたものに

いつのまにか手が届いたり

良いも悪いも思う通りにはならなくて

大切に思うなら

今、大事にするしかないなと

やっぱり思う


ありがとうございました









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