氷ノ山縦走ソロテント泊③ぶん廻…鉢伏山
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氷ノ山縦走ソロテント泊③ぶん廻…鉢伏山

DAY⛰2023年10月26日~27日


氷ノ山(1510m) / 兵庫県⛰最高峰

鉢伏山(1510m) / 兵庫県


(2日目)

 タイム:5時間44分 (休憩1時間35分)

 登山開始:6:10 / 下山:11:22

 距 離:8.4km

 標高差:↑476m / ↓938m

 コース:氷ノ山山頂ー氷ノ山山越ー赤倉山ー鉢伏山ー鉢伏山登山口

 【交通手段】下山→🅿︎まで自転車(前日にデポ)/自家用車[八鹿氷ノ山IC]/🅿︎福定親水公園

 🚾各登山口、山頂に有

 

2023年10月27日(土)2日目


(AM1:15)

夜中に目が覚めた

目線の先の幕壁に

外の草木の影が投げられて

サワサワと揺れている

テント内は照明を点けずとも仄明るい

入り口のジッパーをぐるりと回して

外へ這い出してみた



そこでは月が煌々と輝いて

空とわたしを照らしてた

辺りはみんな光を浴びて白く浮かんで

足元にははっきりとした影が伸びている

月明かりが降る場所に

大好きな山とテントと少し欠けた月と佇んだ


ここから

灯る光を仰ぎ見て

足下の影の濃さを確かめて

ただ過ごしたかった

月明かりの世界にいたかったけど


風がとても強かった

夜の山頂、寒ーっっっ



(AM4:20)

再び一眠りして

目覚ましで4時に起きると


月は沈んでいて、

今度は星空になっていた

風はまだまだ強い



昨夜の残りのアルファ米に

フリーズドライの卵スープ


雑炊で体を温める

火って偉大だよね



(AM5:46)

身支度して、テントを畳む



今日が来た

新しい1日を山で迎えていて

無事に朝が来て嬉しい

おはよ



よっし

今日は歩くぞーー!



その前に、、、

甑岩に寄り道



わぁー!


甑岩に立つ眺め、絶景紅葉

これから歩く稜線の道を

上から見てるんだけど



ここからじゃないと見られない景色

降りるのにちょっと、いや結構苦労したけど

来てよかった



(AM7:30)

ぶん廻し突入〜



あぁ

もう山頂が遠い

行ってきます



(AM8:11)

赤倉の頭から

写真で見えるのはほんの一部で

どこまでも遠く広がる山の世界に

思わずため息が出る



秋の山



こんなに輝く季節だったなんて


夏が好きで

冬が苦手だったから

夏が終わってしまって

季節が冬に向かい始める秋は

いつも少し悲しくて、残念に思う季節だった


こんなきれいな空や光

今までも側にあったはずなのに

もったいなかったな



(AM8:49)

大平頭非難小屋

行動食にはリゾッタ



どこをどう歩いても嬉しい


登っても下っても

ポカポカ日向も

ひっそり日陰も


今日の晩秋の山歩きが

氷ノ山でよかったな



(AM9:10)

そしてドリーミーリッジライン(夢のような稜線)



金色ススキ

わしゃー



好きだーーー!!

って叫んでみたり



リンドウ



ウメバチソウ



貸切の道〜!

ダッシュしたい!

けどノロノロ

心はキラキラ



(AM9:40)

ハチ高原最高!

それにしても今日、ここまで誰にも会わないんだけど…

みんなどこに行ったの…



小学生の遠足かな! 初めて人にエンカウント


ヤッホー!って

何回も叫んでて、こっちも元気でる〜



山頂直下は急登階段〜

そろそろ辛い!!



(AM10:44)

やったー!!鉢伏山 1221m!登頂したーーー!

テン泊装備で氷ノ山〜鉢伏山縦走

できた!頑張ったー!



歩いてきた稜線

ドリーミーやわぁ


昨日歩き始めてから、この山頂まで

牛歩の歩みだったけど

その分山とたくさんいたし楽しかったな



では午後からはお天気崩れるらしいので

ささっと下山〜


1番近い登山口↑


自転車デポしてました

この歩き方するために入手して

本日デポジットデビューの

折りたたみサイクルダホン君



8kmのロードを超特急で下山!

ラクラク過ぎる〜〜



しかし

ラスト1kmの上り道が・・・

小さめタイヤと10kg超ザックじゃどうしても進めず

押して歩くも進めず

路上にまさかの再びデポ


空身で駐車場までてくてく歩いて



そんなわけで

ぶん廻し、ではないけど

やり甲斐十分の最高の山行が

無事に終わり


山でひとり 夜を明かすこと

山の匂いや冷たい空気

それぞれに混じる小さい小さい粒の光

目で見えるだけじゃなく

肌身で感じて

自分ができることを精一杯

この一歩のために精一杯


わたしは

こういう山歩きがしたいんだと、つくづく

一生懸命、山にいたいんだと

改めて思ったのだ


さすがにテン泊は1人ではしないよねって

2人用テントを買ったんだけど

結局ソロで歩いてるんだよな

今回水の量はこの行程でギリギリだったし

持てる重さも、安全を考えるとこれ以上は厳しい

だからもっと歩くなら

これ以上はバディさんと行かなきゃなぁって

思うけど

また結局どうにかこうにかする気もする

次の山に向かって頭を悩ませるのも楽しいよね


ありがとうございました









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